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Frenchcoreという音楽ジャンルとの出会い

僕の所属するHardcoreレーベルである、Far East Dystopiaからフリーダウンロードで自分の楽曲がリリースされました
よろしかったら是非ダウンロードしてみてください

またTwitterハッシュタグ#WeeklyFEDで毎週金曜日に他のメンバーの曲もどんどんフリーリリースされますので是非そちらもチェックしていただけるとありがたいです

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この楽曲なんですが音楽のジャンルでいうとFrenchcoreというフランス生まれのクラブミュージックになります

普段僕は曲をつくる際にこの曲にはこういう想いを込めましたといったものがあんまりないのですが、今回リリースされた曲に関しては例外的にいろんな気持ちがつまった作品になりましたので僕のこういう音楽性のルーツも含めていろいろ書いていこうと思います

そもそもFrenchcoreってどんな音楽?

歴史とかはいろいろすっとばして説明しますとキック(バスドラム)が歪んでいてEDMとかと比較するとテンポがありえんくらい速い音楽です

近年の代表的な曲を紹介するとSefa & Mr. Ivex – LSD Problemが一番有名所なんじゃないかと思います

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聴いていただくとわかるとおり歪んだキックがドスドス永遠と続いてますよね

ただこの曲に関しては道中でエモーショナルなピアノのパートが入ったりそこからのメロディーはわりとはっきりした曲なっています

ここではこのジャンルを知らない方々でも聴きやすい曲を紹介しましたが正直ここまでメロディーラインがはっきりしているFrenchcoreは珍しかったりします

上記の曲で鳴っているようなキックがマジで永遠と続いてメロディーらしいメロディーが存在しない曲もザラにあるというかむしろそっちのほうが多いように思えます

日本におけるFrenchcoreのイメージ

おそらく日本でFrenchcoreクリエイターといえば誰?という問いがあれば

  • USAO
  • Dustvoxx
  • Laur

この御三方の誰かにいきつく確率がかなり高いと思っています

特にUSAOさんに関しましてはBeatmaniaを中心とした音楽ゲームで多大な影響力がありこのかたの音楽でFrenchcoreを知ったという人は非常に多いのではないかと思います

USAO ULTIMATE HYPER BEST DISC1 DEMO

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またUSAOさんでFrenchcore知り、そのイメージのまま当記事で最初にあげた曲と僕のFrenchcoreに対する説明を改めて見てみるとなんか違和感を覚えるかもしれません

別にそんなにキック歪んでなくない?

って感じるかたもいらっしゃると思います
実際は歪ませてるはずですが耳障り的にノイジーが感じがしないって感覚ですかね

歪んでいるというよりは重いキックとベースで構成されていると感じ取れると思います

それにはFrenchcoreというジャンルの変化に答えがあります

レーベルと年代におけるFrenchcoreの音の変化

まず、Frenchcoreを扱っている大きなレーベルが海外に2つあります

ひとつは今一番有名所であるPeacock Records、そしてもうひとつはAUDIOGENICRECORDSです

この2つのレーベルのうちの後者のAUDIOGENICRECORDSにはRADIUM、THE SPEED FREAK、PATTERN Jといったアーティストが所属しているのですが日本国内のFrenchcoreクリエイターの方々は彼らの影響を相当に受けたFrenchcoreとなっていることが結構多いです

特に2012~2013年頃のFrenchcoreを聴くとわかりやすいです

RADIUM – Rockin Fire

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THE SPEED FREAK – DEVASTATOR

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2018年現在と明確に違うのはキックとフィルですね

また曲の尺もかなり長いのも特徴のひとつです

キックというより正確には“キックベース”と言ったほうがいいでしょう

この当時キックベースはキックとベースで別々のソースを用意してそれぞれがほぼ一体となって聴こえるように編集してから歪ませるというスタイルをとっていたと思われます

当然クリエイターによって作り方は人それぞれなため一概に全てがそうだと断言はできませんが、その手法をとっていた割合は多いと思います

いずれにせよ当時はこのスタイルのキックが主流だったためその影響を受けた日本人クリエイターがその系譜を今も受け継いでいると考えられます

僕とFrenchcoreの出会い

ここまで2012~2013年はFrenchcoreはこういうスタイルだったんだなんだと書いてきましたが当時の僕は普通にスクリレックス聴いてましたすみません

しかし2014年ある日本人アーティストによって僕のそれまで持っていた音楽観はいい意味で壊されることになります

それがDustvoxxというアーティストです

Dustboxxxx – Reprogram The Mindという伝説のアルバム

まずはプレビュー動画があるので聴いてみてください

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この記事をご覧になっている皆さんはこれを聴いてどういう感想をもったでしょうか?

僕は頭おかしいと思いました

これを聴くまで僕がよく聴いていた音楽は音ゲーの曲とかEDMとかUK Hardcoreとかキャッチーでノリノリな曲でした

そんな中でこのアルバムの発表があったときは?って思いました

そして気づいたらアルバムが家に到着してました

当時はこういった音楽性に全く触れてこなかったので良し悪しではなくただ衝撃的すぎて購入したんだと思います

聞いたことのない音の数々、予測できない曲展開と僕には全てが新しいスタイルに思えました

これが僕のFrenchcoreとの初めての出会いです

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その後Dustvoxx(旧名Dustboxxxx)とは何者なのかいろいろ調べました

あまりの衝撃にこのアルバムの作曲者は何者なのかということをいろいろ調べてみたんですが当時は全く情報が出てこなかったんですよね

わかった情報はこのアルバム制作当時、氏がまだ19歳だったということ

ただ僕はもうこの人は完全に世界レベルに到達してると勝手に確信してましてとにかく曲を聴きまくりました

そして衝撃のアルバムから2年後にLaurという怪物と同時にまたいかれたアルバムが発表されました

Dustvoxx VS Laur – Polydrum-Mechanics

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僕はもうこれを聴いて完全に昇天しました

このお二方は絶対に音楽の世界を変えると確信しました

聴いててやばい…やばい…やばいよぉ…

って感じで当時の僕は完全に頭がおかしくなってました

それまでの自分の中の“音楽”のイメージってキラキラしててシャララーンみたいな感じだったのがぉぉぉぉおおおおおおお!!

ってなりました

こんなことしていいんだ!って当時凄い思いましたね…

ちなみに誤解のないように言っておきますと今でもキャッチーで明るい音楽は大好きです

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最近Dustvoxx氏についてわかったこと

GHz様でインタビュー記事が取り上げられてました!
この記事に氏の音楽のルーツやアルバムの制作秘話などが記載されてます

“GHz Interview20” Dustvoxx | GHz

この記事を読んで僕が一番驚いたのと同時にある種納得したのが氏は所謂ポップミュージックというものに触れる機会がなかったという点です

何故弱冠19歳にしてポップ要素一切なしのアングラな音楽に行き着いたのかようやく納得ができました

また平均3日で1曲できるというのも驚愕でしたが…

詳しい情報は上記記事を参照していただければと思います

現在のDustvoxx氏とLaur氏の活躍

まずDustvoxx氏ですが現在はFrenchcore以外にもベース系のサウンドを手がけたりHARDCORE TANO*Cのイベントでも出演されたりと活動の幅を益々広げています

Laur氏に関してはTANO*Cメンバーに正式加入されたとのことですから本当に素晴らしいと同時に僕にとって最も尊敬するアーティストのひとりとなりました

laur1200.com

今回リリースしたY-tek – HaLLucinatioNNNについて

冒頭で僕は基本的には曲自体になんらかの想いとかを込めたりはしないと述べましたが今回の曲は僕をFrenchcoreの世界へ引き寄せてくださった方々への僕なりの今の答えとなっています

この曲によって自分が受けた衝撃というものを今度は自分が与える側に回れたらこれ以上の喜びはないと思っています

再度告知みたいになってしまいますがこの曲はフリーダウンロードとなっておりますのでよろしければ落として聴いてみてください

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