作曲のエンジニアリングラボ

電子音楽を中心としたミックス、マスタリングの実験報告所

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あたたかみのある音って何?

DTMを始めて間もないころに僕はある人に「このプラグインを挿すとあたたかみのある音になるでしょ?」って言われました

 

僕は意味がわかりませんでした

なんなら今も意味わかってません

 

音があたたかいとは何なのか?

だからどうしたのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 こういうこと?

 

 

当時の僕は何にも考えてないアホだったので音ってすげーって思っていました

でも体感的にはあったかくならなかったのでどういうこと?ってなりました

 

 

 

それからいろいろ調べていくと、どうやらレコードの音とか真空管系の歪みプラグインにこの"あたたかみのある音"っていう表現がよく使われていることがわかりました

 

まぁでもよくわかりませんでした

とりあえずレコードはCDやハイレゾなどのデジタルデータと違ってアナログ波形に近い音でなるらしいのでそれを形容する表現としてこの"あたたかみのある音"って言葉が存在するんじゃないかと勝手に思ってます

 

 

音をあたたかくしてみた

ちょうど僕の使用しているDAWCubaseにはDaTubeという真空管系の歪み系プラグインが付属であるので使ってみました

 

 

 

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なんかやってくれそうな見た目してますよねコイツ

「俺、音あったかくします!」的なやる気を感じます

左のDriveツマミをどんどん右にまわしていきます!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論:なんかダメだった

やっぱだめだ

音があたたかいっていうのが全然わからない

歪んでることしかわからない

 

でもなんかこのプラグインは音をあたたかくしてくれるやる気は感じられたので今年の冬はコイツで越します

 

以上です

 

 

もう限界なあなたへ曲を紹介するだけの記事

この今の日本の混乱状況において次に何を書こうかと非常に悩んでおりました

幸運にも僕は被災者ではないのですがテレビやネットをみれば傍観者であるだけの僕の心も抉られるようでした

 

今回は僕が今まで出会ってきたいい曲を紹介します

電子音学や生音とかそういった壁は一切なしで

 

現状ライフラインも完全には復旧しない中、こんな記事など読んでる暇はないというのが今被災の渦中にいる方々の気持ちだと思いますが、僕にはこれくらいのことしか思い浮かびませんでした

 

心が完全に折れてしまったとき、軽率な言葉は返って毒になると思いますので音によってその時間だけでも嫌な気持ちが緩和できればと思います

 

以下に曲を貼っておきます

 

MoppySound - ながれぼし

soundcloud.com

 

 

 

黒魔 - 魔法

soundcloud.com

 

 

Shandy Kubota - First Rain

soundcloud.com

 

 

結花乃 - きんぎょすくい

www.youtube.com

 

一秒でも早い復興と心の元気を取り戻すことができることを心より願っております

 

 

輝夜月のデビュー曲、Beyond the Moonが凄いいい曲という話

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おはよぉぉぉおおおお!!

 

 

 

もはや説明とかいらんのではないかというくらいの存在な輝夜

 

彼女の動画はとにかくテンションが高くて僕の1年分くらいのテンションを5分弱の動画1本で上回ってしまいます

 

いろいろ最近精神が不安定だのなんだのほざいてる僕ですが、正直処方されてる薬よりも月ちゃんの動画見てるほうが効果あるんじゃないかと思ってます

 

www.youtube.com

 

 

チャンネル登録者数は81万以上(2018/9月現在)とその勢いはとどまることを知りません

www.youtube.com

 

先月末日にはVRでのライブも行われ大盛況だったそうです

 

panora.tokyo

 

そんな月ちゃんですがライブの前日8月30日にデビューシングル、「Beyond the Moon」をリリースしました

 

 

 

これが聴いたらメッチャいい曲でした

 

 

いろいろ今は慌しくて曲をつくらなきゃいけない状況の僕ですが、煮詰まるたびにこの曲聴いてる気がします

 

そんな「Beyond the Moon」という曲について今回は書いていこうと思います

 

目次

 

 

 

歌詞は輝夜月自身

この曲歌詞は月ちゃん自身が書いているんですよね

前半はまさに輝夜月という感じで頭空っぽにして聴けます

目覚ましにします

 

 

ですが曲後半になるとリスナーに向けた月ちゃんなりのメッセージが書かれています

 

とくに曲のラスト1分くらいからはそれが顕著にみられます

 

悲しい顔は得意じゃないな

 

僕はこの部分が一番好きですね

自身が最近悲しい顔ばっかりしてたのもあいまって、なんだか凄い感慨深い気持ちになりました

 

一見テンションだけで乗り切っているように見える月ちゃんですが、本当は心から皆を元気にできるよう発信しているのだなと改めて感じられる歌詞でした!

 

作曲者はPABLO a.k.a. WTF!?

PABLOさんは岡崎体育LiSA等かなり今脚光を浴びているアーティストへの楽曲提供をしている素晴らしい作曲家ですね

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

僕は電子音学が土俵なので生音系に関しては全然どうこう言えた立場ではないのですが

今回の「Beyond the Moon」はサウンド面も本当に素晴らしい楽曲だと思います

 

輝夜月という存在を体現したような曲展開の早さ、ボーカルのエディット等やっぱりプロは凄いなぁと感嘆しました

 

今この記事を書いてる最中も

 

凄いなぁ...凄いなぁ...

 

っていいながら聴いています

 

アニメのキャラクターソングとかもそうですがキャラのイメージをサウンドに落とし込むって本当に難しいことだと思うんですよね

 

輝夜月はとにかくテンションが高いからアッパーにすればいいだろという安直な考え方は誰でもできると思うのですが、彼女がリスナーや動画の視聴者に本当に伝えたいことをしっかりと加味して曲構成がされているので本当に素晴らしいの一言です

 

結論:おはよぉぉおおおおお!!

以上です

ほんとに僕は輝夜月という存在がこの世に生まれて元気になってます

VRという新しい世界で光り輝く彼女の姿をこれからも応援していこうと思います

 

 

 

ライブ行きたかったなぁ....

 

Beyond the Moonの購入はこちら↓

 

 

 

 

 

 

 

作曲における徹夜の効率性について

死にますね間違いなく

 

 

 

こんにちはY-tekです

前回やたら重い記事内容でコイツはもうダメだと思った方も少なからずいるのではないかと思います

 

www.ytek303.com

 

さてそんなことは置いといて徹夜ですよ徹夜

 

僕は徹夜で天に召される寸前までいったことがあるのでもう全くしてませんが、作曲やっている方で徹夜して作業してる人って多いのではないでしょうか?

僕が見る限りでは徹夜派閥が多数派ですね

前回の記事を読んでいただければわかると思いますが僕が今そんなことしたらマジで死にます

 

てことで今回はそんな徹夜作業についての記事になります

 

目次

 

 

 

あなたは夜型?それとも朝型?

 

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テンションあがってきたぜぇぇぇえええええ!!

 

 

 

深夜ってよく謎テンションになりますよね

気持ちは僕も凄くわかります

 

 

 

 

 

 

 

 

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テンションあがってきたぜぇぇぇえええええ!!

 

 

なりません

夜型の人はこの時には真っ白になって虚空をみつめてます

 

 

誤解のないように言っておきますと僕は徹夜を全否定している訳ではありません

作曲を仕事にしている人で徹夜を経験してない人なんてほんとに都市伝説レベルだと思っています

納期というものがある以上是が非でもやらなければならないので

 

僕がやばいと思っているのは徹夜が完全に常習化しているかつ必要な睡眠時間が確保できてない人たちのことです

 

この状態を続けているとどうなってしまうのか?

 

 

 

 

 

 

 

自律神経がぶっ壊れます

 

 

 

 

自律神経がぶっ壊れるとはどういうことかというと、交感神経という興奮しているときに活発になる神経と副交感神経という睡眠時等リラックスしているときに活発化する神経が人間にはあるのですが、そのバランスが乱れずっと交感神経優位になって様々な病気の原因となります

 

具体的には

 

 

などなど心の病を中心に発症のリスクは極めて高くなります

当然例にあげた精神的な病だけではなく普通に内臓疾患のリスクもかなり高くなります

 

 

前回の記事でも記述しましたが僕は鬱病パニック障害自律神経失調症という3冠王になってしまったので一番酷かったときはもうホント何もできてなかったです

 

ていうか一番最悪だったときの記憶がありません

 

深夜の方が捗るというのは確かにあったりするんですが徹夜だけはホントに推奨しません

 

人生の貴重な時間が年単位で簡単に消し飛びます

 

 

とはいいつつも普段学生だったり社会人だったりしている人が朝型ってそれはそれでだいぶきついですよね

 

そういう方々は平日は夜作業(ただし徹夜はしない)で休日は朝型になることをお勧めします

 

最初は朝に作業するってダルいの極みみたいな感じですが人間の適応能力は割りとすごいので休日でも朝はしっかり起きるということからでも始めて損は全くないと思います

 

僕は今完全に朝型になってしまったので毎日「太陽、神!!」って言いながら生きてます

 

魔剤という沼

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いわゆるエナジードリンクですね

レッドブルとかモンスターエナジーとかいろいろありますが

 

徹夜作業になるとこいつらがセットでついてくることが極めて高いです

何故か作業しないのに昼間飲んでる人もいます

 

カフェインと糖分半端ないですよねアレ

 

 

よく「魔剤きめたぜーw」とか言ってる人いますが僕からみると正気の沙汰ではありません

なんですか魔剤って?字面がもうやばさを形容してるじゃないですか

 

あれを毎日同じ姿勢で長時間PCに向かいブルーライトを滝のように浴びながら大量に摂取したとしましょう

 

 

 

死にますね間違いなく

 

 

もちろんこういった生活スタイルをしていても体調崩さない奇跡的な人もいるんですがダメージは確実に身体に蓄積しているので適量を心がけた方が絶対よいです

 

ちなみに先ほど列挙した病気の一覧ですが年齢とか関係なく普通に発症します

 

僕は20歳でなったので若いから大丈夫なんてのは大嘘です

 

 

恐怖の深夜テンション

僕は深夜テンションというのは一種の博打だと思ってます

確かに予想以上に作業が捗ることもありますので生活リズムが夜型になってしまうのもわかるのですが、僕の経験上翌日確認してみるとゴミが完成してたという比率の方が高かったです

 

なので脳が正常に働いている時間帯に作業をして終わらせるのがベストでしょう

 

結論:筋肉は最強

要は筋肉があれば最強ということです

だって強そうだし

 

なので皆さんも筋トレ始めてください今から

DAWなんて開いてる場合じゃありません

 

 以上です

 

 

 

 

 

 

 

 

作曲で心が消耗してしまっている人へ

それは今の僕です

 

これは昨日の僕のツイートになります

今固定ツイートになっているのでよろしけば関係者各位の方はご確認いただければと思います

 

さて、今日の記事にはブログタイトルのような技術的な内容は一切含まれていません

ふざけたことも一切なしの真面目な記事になります

 

 

 

現在の自分の状況について

精神疾患と少し濁しましたが僕が現在闘病中の病は

 

 

以上の3つになります

鬱病に関してはだいぶ復調していますのでこうやってブログを書くということも可能になってます

 

パニック障害とは一般的にあまり目にしない病名かもしれませんね

この病は簡単にいうと突如急激な不安感に襲われ自分はもう今すぐ死ぬのではないかという気持ちになると同時に心拍数が急上昇し最悪救急搬送されるというやたら厄介な病気です

 

最後の自律神経失調症とは人間には心身をリラックスさせる副交感神経と興奮作用をもつ交感神経というものがあるのですがその2つの神経のバランスが乱れ、興奮作用の交換神経がずっと優位にたち不眠や耳鳴り頭痛吐き気等様々な身体的な症状を引き起こす病です

 

僕はこれらの病と向き合い始めてもう5年目くらいになります

学生時代のある時いきなり発作で緊急搬送され、それ以降神経に興奮作用のあるアルコールやカフェインは一切禁止となり一番酷かったときは風呂の湯船の温度にも指定が入りました

 

現在の状況に戻りますが、今はこれらの病の症状がフラッシュバック的に起こり一旦症状が出てくると作曲どころかもう寝込むことしかできなくなってしまいます

 

その頻度の高さから昨日のツイートの内容に至りました

 

 

僕は作曲が好き

僕は作曲が好きです

初めて自分のオリジナル曲を完成させたときは作品の拙さとは裏腹に心から喜んだのを今でも鮮明に覚えています

 

ただ最近は作る曲にも一定のクオリティを求められるようになり自分を無意識に追い込んでいました

そこに無我夢中で曲をつくっていた初期の自分の姿は存在せずどこか苦しささえ感じる表情で作業をしていました

 

さらにはそこまで自分を追い込んで作った作品が思った以上に厳しい評価を受け、自分が曲をつくることに何か意味があるのかと悩んだりもしていました

 

クオリティが求めらる世界に突入したということはある種自分の能力が認められているということの裏返しでもあるわけですがやはり僕は苦しかったんだと思います

 

完全なる自己満足の創作であろうがクライアントから依頼の曲であろうがこの"苦しさ"が一定の割合を超えるとそれは作品に出てくると僕は思ってます

勿論これは悪い意味でです

 

そうなると当然リスナーの評価も悪い評価で埋まりショックを受け、さらに頑張らなければと自分を追い込み苦しみ、苦しみの作品が生まれそのサイクルを繰り返します

 

そして最悪自身の健康状態を崩し曲をつくることそのものができなくなってしまいます

 

繰り返しますが僕は作曲が好きです

昔も今も

 

ただ今は少し苦しいのかもしれません

 

いつしかこのブログでも書いた記事の中に"人間は楽しんでいるときに一番の力を発揮する"と記した記憶があります

 

今それができなくなってしまっている僕はやはり少し休むべきなのでしょう

 

そして自分が心から楽しかったと思える曲をまたつくれるようにやっていきたいと思います

 

作曲で消耗してしまっている人へ

今まさにそうなっている僕がいうのもおかしな話ですが、完全に消耗しきっている精神状態でもっと頑張らなければといって身体にムチうってもろくな結果にはなりません

 

その状態が慢性化した先にあるのは本当に真っ暗な世界です

 

なので作曲に限ったことではないですが心の余裕というものは常にもっておける環境にあったほうが絶対いいです

 

これは完全に僕の体感的に思っていることなのでソースとかはないのですが、DTMをやっている人で心に闇を抱えている人は非常に多いと感じます

 

中でも作った作品に対して自分が思った以上によい感想がもらえず落ち込んでしまうというケースが特に多いという印象を受けます

そういう状態にある人たちに対する処方箋は曲の感想を言葉にしてあげることだと思います

 

これも以前別記事で書いたような気がしますが一番作曲した人がダメージを受ける瞬間とは作った作品に対する感想が"無"なときだと思います

 

批判的な意見が1つあったほうがまだマシです

 

何もないというのが一番やばいです

何故なら批判的意見があるということは少なくとも自分の曲を聴いてくれてる証拠があるわけですが何もないというのは何も聴かれてすらいない可能性があるからです

 

これはクリエイターにとって一番辛いことだと思います

なのでもしリスナーの方々でこの曲いいなって思う曲に出会ったとしたらそれを言語化して発信して欲しいというのが僕の願いです

 

あとは親しいクリエイター同士で互いの曲について意見をかわせる場があると非常に心にゆとりができると思います

今はDiscordとかもあるので物理的に距離が遠いクリエイター同士でも対話が可能なのでそういった環境を構築するのがとても大切になってくると思います

 

 

最後に

冒頭のツイートの内容の通りですが僕は少し人生の休みをとりたいと思います

ブログ記事を書くことは僕にとって自分の考えを整理する場でもあるので引き続きやっていくつもりですが曲作りについては少し距離をとって楽しいと思える作業を少しずつ始めていきまた完全復活したいと思います

 

とにかく病気とも闘わなければならないのでやることは山のようにありますが自分も含め全てのクリエイターが楽しく曲を作れる世界になるになることを心より願っております

 

それでは今回は以上になります

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!!

 

 

 

【DTM初心者向け】コンプレッサーとかいう意味不明なやつは何をしているのか【コンプレッサーの使い方】

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"コンプレッサー"という言葉を聞いただけでやる気を全て吸われるという現象があります

 

 

これだとコンプ感が・・・

 

 

とか

 

 

コンプ臭さが・・・

 

 

という表記があったりしますが何ですかそれ?

頼むから君たち日本語を喋ってくれ

 

とくに"コンプ臭さ"ってなんだ?
どんな匂いだ?お前は何を言ってるんだ?

 

 

僕はコンプの使い方を調べるたびにこう思っていました

 

 

そしてアタックやリリース、レシオという用語の解説が入りそれぞれの設定をこの数値にしてはい完了!

 

みたいな・・・

 

 

正直ものわかりが悪い僕は全然理解できませんでした

さらに話がマルチバンドコンプになるともうホントだめで難解すぎて心折れました

 

 

このようにDTM始めて間もない人ってこのコンプレッサーという存在がかなり壁となってるではないかと思い今回僕なりにコンプの記事を書くことにしました

 

それでは茶番が長くなりましたが本題へ移りましょう

 

目次

 

 

 

そもそもコンプレッサーは何をしているのか?

これは一言でいえば圧縮です

皆さんホラー映画って見たりしますか?

 

見てて通常の会話はすごく小さく聞こえるのにお化けが出てくるとぁぁぁあああ!!

みたいにメッチャうるさくなりますよね

 

 

もうちょっと音量差なんとかしてよ・・・

 

 

そんなときにコンプレッサーが必要になったりします

急にでかくなった音量をおさえつけることによって相対的に小さい音量との差をなくし

、全体を通しての音量を安定させるのです

 

ほんとにざっくりいうとこんな感じです

 

 

コンプの使い方はいろいろある

 

コンプってよくミックスで音圧をあげるためにどうこう言われてたりしますがいろいろ他にも使い方があったりするのでコンプを使うときはどういう意図でコンプを使うのかを自分の中で明確にしてから各種設定を行う必要があります

 

代表的な使い方は以下の通りです

 

  • ボーカル等の音量差が激しい音を圧縮して平均的な音量を上げる
  • キックなどリズム隊のアタックを強調する
  • 予期せぬ瞬間的な音量の跳ね上がりをリミッター的な役割でおさえる

 

他にもコンプの用途ってたくさんあるのですが僕が説明できるだけの技術がないのとあまり初心者向けではないので今回は割愛させていただきます

 

いずれ別記事で記述していこうと思います

 

一番効果が聴覚上わかりやすいのはリズム隊にかけること

こと電子音楽においてはキックにコンプを挿すってよくみる文言だと思うのですが、正直なところ必ず挿さなければいけないってことは僕はないと思います

 

キックのアタックをもう少し強調したいとかそういった何かしらの意図が自分の中で説明できなければ挿さなければマシだったりすることもよくあります

 

特に最近のキックのサンプルパックとかほんとによくできてるので

 

ただ、それでもなんかみんなコンプ使ってるし、コンプを挿す挿さないの違いがわからないというのは嫌だと思いましたので今回はキックの音源を用意しました

 

コンプなし

 

コンプあり

 

 

どうでしょうか?



違いが全くわからん!?

 

そんな方はまずオーディオ環境をなるべくよくした状態に聴いてみてください

加えて今回コンプで何を意図して狙ったかというとキックのディケイ部分、つまりはドンワっという音のうちのンワの部分を押さえて相対的にアタックが目立つようにしました

 

コンプなしのほうはンワというディケイの部分が凄い勢いで低音マシマシになっているのに比べてコンプありのほうはその部分の盛り上がりが少なくなっていると思います

 

もしディケイの部分に着目しても違いが不明な場合はキックのアタックに注目して聞いてみてください

コンプなしにくらべてコンプありの方がアタックが強調されているように聞こえると思います

 

それでもわからなかったら僕が駄目なだけなので申し訳ないです

 

コンプってEQと違って音の違いが結構わかりにくいですよね
そこがDTM始めたての方が挫折するポイントになってしまうのは本当にうなずけます

 

全然違いわからんぞボケ!って方はお手持ちのDAWに適当なキックのサンプルを読み込ませて何でもよいのでコンプを挿してアタックをやや遅め15~20msくらいにして試してみるとわかりやすいかもしれません

 

要はコンプのアタックを遅らせることによってキックのアタックにはコンプが反応しないようにし、ディケイの部分だけを潰すことによってキックのアタックが強調されたように聴こえるのです

 

なお当記事においてはアタック、リリース、レシオ等の用語解説はあえてしません

「コンプ 使い方」でググると死ぬほど解説記事が出てくるので

 

 

音圧をあげるためにコンプを使うという表現について

これについて先ほどホラー映画云々で説明した中にヒントがあるのですが、コンプでクソでかい音をおさえて小さい音の差を埋めることにより平均的な音量があがって聞こえます

 

もしホラー映画に極度にコンプをかけてお化けがギャーと出てくる音量とその前の静けさの音量が同じだったら迫力にかけるでしょう

 

またクラシックとか音の強弱が重要視される音楽において過剰にコンプをつかってその強弱がなくなり全部同じ音量の感じで聞こえたらそれは盛り上がりにかけるでしょう

 

しかし電子音学というのはあまり強弱という概念がありません

なのでコンプで結構潰しても全体のサウンドが崩壊するということも少ないですし、音圧が求められる世界でもあるのでむしろ積極的に潰して音量差を縮めて音圧をあげる装置として活躍しているのでしょう

 

コンプをリミッター的役割で使う方法

曲制作をしていてある程度完成された音源を聴いてピークメーターを確認しているとある瞬間だけ一気に音量レベルがあがる瞬間があります

 

これは聴感上はそんなにあがったようには感じないのですが、たまたまある周波数同士がぶつかりあい、その結果急にピークメーターが上昇すると僕は考えています

 

これを防ぐためにマスタリングの工程でトータルコンプといってアタックを最速にして

その一瞬のピークをおさえるという手法があります

 

これも音圧を出すことを目的として用いられるコンプの使い方といえます

 

結論:コンプは使用目的を考えて利用しよう

最初のほうでも述べた通り音圧的目的で使いたいのかピークをおさえたいのか、キックのアタックを強調したいのかなど、その目的によってコンプのアタックやリリース、レシオの設定も変わってきますし使用するコンプ自体も変えたほうがよかったりしてきます

 

ですのでミックスをする際にとりあえずコンプを挿すということはせず挿す目的をはっきりさせた上でしかるべき設定を自分なりに研究していくというのがコンプを理解する上で一番の近道なのではないかと思います

 

今回の記事ではあえてアタックはこの数値でリリースはこの数値みたいなことはしませんでした

 

何故ならそれはコンプの使用目的や使用する音色によって設定が大きく異なるからです

 

なのでコンプがよくわからん(僕もいまだにありますが)っていう方はとにかくコンプの設定をいろいろ派手に弄くってみて音の違いを理解することから入るというのもありなんじゃないかなと思います

 

フェーダーやEQと違い難しい分野ではありますがこればかりは日々実験していくしかないと思っています

 

またフェーダーやEQでつまづくと自動的にコンプでもつまづくので、まずは音量バランスとEQの使い方をある程度理解した上でコンプにチャレンジするのが僕的にはおすすめです

www.ytek303.com

www.ytek303.com

 

そして当ブログ含めネット記事だけではミックス全然わからんという方には一度書籍で体系的に学んでみるのも充分にありだと思います

 

 

 この書籍であつかっているのはポップスですがミックスの本当の基礎というのは割りと共通している要素が多いので電子音楽をやっている方でも充分に役に立つのではないかと思います

 

ミックスの工程が体系的に書かれているのと見本音源と素材音源が同梱されたCDもついてくるので、自分のミックスにどこに穴があるのかを発見できるという点でもよい技術書だと思います

 

 

それでは今回はこの辺で失礼致します

 

もし当記事が参考になりましたら☆マークのいいね!押していただけると慟哭しますのでよろしければお願いします

 

 

 

【音圧戦争2】RMS値を音圧の指標として過信しすぎない

 まずは前回のSota Fujimori万歳記事がご本人様からの引用RTもあり、多くの方々に読んでいただいたことに対してこの場を借りて感謝の言葉をお伝えしたいと思います

 

 

本当にありがとうございました!!

 

www.ytek303.com

 

音楽においてまだまだとても小さな存在の自分の声が憧れのクリエイターの方に伝わったという事実にただただ感動しております

 

今回の件を通して自分が好きな人や作品に対してはきちんと"好き"だと言葉にすることの重要性を痛感しました

 

心より感謝しております

 

 

 

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さて話は今回の本筋に入りますが、僕はこのブログにおいて口を開けば音圧音圧音圧と言ってきたと思います

 

それと同時に"RMS値"という言葉も何度も使ってきたと思います

自分が頑張ってつくった曲が市販の曲よりも音圧が小さくてなんだか損した気分になったことがある人はかなり多いと思います

 

そして自分の曲の音をでかくするためにネットや書籍で情報を得るわけなんですが、ここでRMS値という言葉に出会いそれを音圧の指標にして試行錯誤を重ねるという経路もまたかなりの割合の人が歩んできた道だと思います

 

僕もその例外ではなく、ごく最近まではこのRMS値が音圧のすべてを決める指標なんだと信じていろいろ試してきましたが、ここにきてそれは少し違うなと感じるようになりました

 

今回はその根拠となる記事を僕なりに書いてみようと思います

 

 

 

RMS値が音圧の指標となっていることは間違いない

これはまず間違いないと思います

僕が普段楽曲制作をするときに参考にしている曲は総じてRMS値が高いです

さらにダンスミュージックが多いだけに通常のポップスとかよりもその数値は顕著であり、RMS値-5とか結構ザラだったりします

 

なので僕もそれを目指したミックス、マスタリングをしようとしてきました

 

ただ、ある日RMS値がほぼ同等の値もしくは自分の曲よりも低いのにも関わらず音がでかい曲があることに気がつきました

 

そして自分なりにいろいろ分析を進めてみた結果、まずは音の空間の広さが聴感上の音の大きさをあらわしていることに気づきました

 

このブログでも一番最初のほうに記事にしていたと思います

 

www.ytek303.com

 

これはあくまで聴感上の話であって何かメーターを使って数値を検出できるものではありません

 

文字だけだとわかり辛いと思いますのでどう違いがでるのか音源をのせて比較したいと思います

 

自分の曲なのでクオリティについては目をつぶっていただけたらと思います

以下の二つの異なる音源を曲の良し悪しは置いといて両耳に感じる音の広がりに着目して聴いてみてください

 

※音量注意

 

音源1

 

音源2 

 

いかがでしたでしょうか?
まず曲調違いすぎて比較対象にしていいのか?って感じですがw

 

この2つの音源のRMS値はほぼ同じです

ただ音源2の方が音が広範囲に広がっていると感じませんか?

そして後者の方が若干音が大きく聴こえたのではないでしょうか?

 

音源1は歪んだキックの音は大きいですがそれ以外の音がやや聴き取り辛く音全体も中央によっている印象を受けます

※音源1はジャンルとしてはキックがデカいのは正解です

 

このように同じRMS値でも曲の大きさには違いが出ます

これを僕は音圧ではなく"音量感"と呼んでいます

 

さらに音源2についてはもう少しからくりがありまして、こういったピコピコした音楽(チップチューンといいます)は使う音の周波数が人間の聴覚上音量が小さくてもよく聞こえる周波数であったりします

 

ラウドネス曲線というものが関係しているのですがやや難解な話になりますので詳しくは割愛します

 

この空間的広がりと聴覚上聞こえやすい帯域の音を使用することによってこの差は生まれます

 

あとはこれも以前の記事でも記述したとおり2mixの段階でどれだけ音が整理されているかどうかで音のでかさというのは随分変わってきます

 

www.ytek303.com

 

 

使用するリミッター、マキシマイザーにおいても音圧は大きく変わる

僕が最初の頃に使用していたリミッターはWAVESのL1でした

しかしいくらやっても音がでかくならずRMS-8くらいでもう音楽的な破綻をしてました

当然今と比較してミックスの技術がなかったというのも事実ですが、超音圧を想定されてないリミッター、マキシマイザーがあるのもまた事実だと思います

 

もしこれを読んでいる方々が手っ取り早く音圧をあげたいと思うのであれば、A.O.Mの

Invisible Limiterを使うのが一番だと思います

 

このリミッターは極力原音の音を損なわずに音圧があがるよう設計されているようでダンスミュージックのような超高音圧が求められる界隈ではめちゃめちゃ有名です

 

もしこれでうまくいかないのだとしたらアレンジやミックスをひたすら見直して原因を見つけるしかないでしょう





結論:RMS値を音圧の完全な指標とするのはあまりよくない

ここで重要なのは"完全な"です

つまり基本的に音圧はRMS値である程度は測れると思っていただいて問題ないと思うのですが音の配置や周波数の整理、音の空間的広がり等ミックスの段階で音源が整理されていないとRMS値は高くてももとの音像は破壊された音源になってしまい非常にもったいない思いをすることになってしまいます

 

そしていわずもがななことですが音圧=曲の良し悪しではありません

無理にマキシマイザーをで音圧だけをあげてももとの音像が破壊されてしまうのでは本末転倒です

 

なので一旦アレンジやミックスを見直してから音圧というものは考えたほうが僕はいいと思います

そしてミックスが上達すれば必然的に音圧もあがってくるのでそれまでなんとか心をつなぎとめて頑張りましょう

 

これは僕に対してもブーメランな発言であるので頑張ります

 

 

というわけで今回は以上になります

 

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それではまた次回!!

 

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