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プラグイン関係

【フリープラグイン有り】パンのプラグインオススメ2選

DAW標準のパンで左右をどちらかに振り切ってしまうとステレオ感が失われてしまう。

そんなふうに思ったことはないでしょうか?

パン振りはミックスにおいて音量調整の次に大事な項目だと僕は思っています。

そんな重要なパン振りだからこそ、専用のプラグインを用いて調節することをぜひオススメしたいです。

この記事では難しい知識はなくても、DAW付属のパンでは実現が難しい定位の演出ができるプラグインを2つ紹介します。

DAW標準のパンにおける欠点とは?

まずは何故パン専用のプラグインが必要なのか?

そこをもう少し掘り下げていきます。

僕の使用DAWはCubaseのため、一応その前提条件のもとにお話します。

さて、標準搭載されてるパンで音を左に振り切る設定にすると以下のような音になります。

パンを使用する前の音源


 

パンをDAW標準のパンで左に振り切った音源

 

聞いていただければ一目瞭然で、左に振り切ってしまうと左耳からしか音が聞こえなくなるんですよね。

 

 

 

 

え?普通じゃん?

 

 

 

 

そう思われるかたもいるかもしれません。

しかしこれは不自然になるケースがなかなかに多いです。

例えば、ライブ会場でバンド演奏を聞いてる光景を想像してみてください。

ギターのを弾く人が自分からみて左に位置して演奏している場合、当然ですが音は左から聞こえます。

しかしながらこれは“左耳からしか聞こえない”というわけではありせん。

左耳から聞こえる割合が多いといった感じです。

以上のことからこのパン振りは実際に演奏されていることを想定したパン振りとしてはややリアリティに欠けます。

以下に示すプラグインではこの問題を簡単に解決することができます。

 

DeePanpot

https://dotec-audio.com/deepanpot_jp.html

まずはフリープラグインのDeePanpotです。

ひとまず先程と同じギターの音をDeePanpot左いっぱいに振り切ってみましょう。

パンを使用する前の音源

 

パンをDAW標準のパンで左に振り切った音源

 

DeePanpotで左に振り切った音源

 

どうでしょう?

DAW標準のパンと比べるとステレオ感を維持したまま音が左に定位してるのがわかると思います。

もう少し噛み砕いて説明しますと、右耳にも聞こえる音が残りつつ左に音が定位しています。

このようにパンのプラグインを使用することで不自然な定位感を簡単に解決することができます。

ダウンロードはこちらから↓
https://dotec-audio.com/deepanpot_jp.html

 

Cyclic Panner

https://aom-factory.jp/ja/products/cyclic-panner/

2つ目のプラグインはCyclic Pannerです。

このプラグインは単純に定位を変える以外にも音を広げるステレオイメージャーがついてたり、ローパスフィルターを使用した独特の定位感を演出することが可能になっています。

詳細は追って説明します。

ひとまずこちらもギター音源を左いっぱいに振った音源の比較からしてみましょう。

パンを使用する前の音源

 

パンをDAW標準のパンで左に振り切った音源

 

Cyclic Pannerで左に振り切った音源

 

DeePanpot同様、ステレオ感を維持したまま定位を左にうつすことができています。

DeePanpotの方がやや左への定位感は強く、DAW標準パンと比較するとあんまり定位に変化がない印象です。

 

 

 

だったらDeePanpotでええやん!

 

 

 

となるかもしれないのですが、Cyclic Pannerにはこれに加えてローパスフィルター機能がついており、こいつと組み合わせることでさらに一歩進んだパン表現が可能になります。

LPF LINKのボタンをクリックして点灯させてみましょう。

以下音源の比較です。

パンを使用する前の音源

 

Cyclic Pannerで左に振り切った音源(LPF LINK使用)

 

先程よりもより定位が左によっている印象をうけるのではないでしょうか?

しかしこちらはDAW標準パンとは異なり、右耳にも低い音が残っています。

Cyclic Pannerの強みはまさにこれで、ステレオ感を残したままパンを演出するだけではなく、パンをふった反対方向の音だけにローパスフィルターを通して高域を削ることによって、より左の定位の存在感をあげることを可能にしています。

 

 

ではこの状態をフリープラグインのDeePanpotとEQで再現できないものか?

 

 

ちょっと試してみましょう。

Cyclic PannerのLPF LINKでやってる処理についての詳細

おそらく行ってる処理としては以下のことだと思います。

 

  1. ステレオ感を保ったままのパン移動(これに関しては謎の技術)
  2. パンを振った方向とは逆方向の音だけ高域をEQでカットする

 

図で説明すると

 

この後に…

 

 

みたいな感じだと思います…たぶん。

今回はEQにはfabfilter ProQ3を使用してます。

このプラグインは有料ですが、上図のように左右どちらかの音だけの周波数をカットできたりするだけでなく、めちゃくちゃ多機能なEQで視認性もいいためオススメです。

fabfilter ProQ3の詳細については本記事の趣旨から離れるため今回は割愛させていただきます。

購入はこちら↓

さて、この処理方法で再現した音源と先ほどのLPF LINK機能を使った音源を比較してみましょう。

Cyclic Pannerで左に振り切った音源(LPF LINK使用)

 

DeePanpotとEQの合体技した音源

 

当然全く同じようにはできませんが、EQとの組み合わせでも一応似た状態は作れます。

ただこういった処理をひとつのプラグインで完結できるCyclic Pannerはやはり優秀だなと思いました。

したがって、ステレオ感のあるパンにはなったけど、もう少し振った方向の音の存在感がほしいというときにはかなり有効な機能だといえます。

気になるお値段ですが、こちら有料で8470円です。

購入はこちら↓
https://aom-factory.jp/ja/products/cyclic-panner/

まとめ

今回は僕が多用しているパンプラグインを2つ紹介させていただきました。

パンを振るだけというシンプルなプラグインですが、ミックスにおいてこのパン振りと音量調整がしっかりできてないとその後の処理にもかなり悪影響を及ぼすと僕は思っています。

とりあえず有料はちょっとな~という方は無料のDeePanpotからでも試してみるといいと思います。

またCyclic Pannerは音を広げるステレオイメージャーとしても非常に優秀なので、そちらについては別記事で書きますね。