今回は以前の書いた記事の続きみたいな感じになります
この記事では僕の過去の音源を使用して各種リミッター、マキシマイザーでどれだけの音圧が確保できるかという検証をしました
結果からいうと僕の2mixやアレンジの状態が悪く思った以上に音圧が確保できませんでした
あれからもう少しマスタリングの手法を変えれば音がでかくなるんじゃないかと思い検証をしたのでその報告をここに残します
音源の形式や条件
- 音源はwavではなくmp3
- 以前の検証した音源はmp3に変換したものを起用
- リミッターでリダクションさせる量は約-8dB
- 今回使用するリミッターはInvisible Limiter | A.O.M. Audio Plug-Ins (ja)
前回の検証との処理の変更点
- 各音色の音量バランスの見直し
- 気になった音色のEQでのローカット
- 100Hz以下の周波数はOzone6のイメージャーでモノラル化
- マスターにWAVES – Renaissance Compressorを挿しレシオ8の状態でトータルコンプとして使用
- Invisible Limiterは2段に分けてかける
- 各音色の音量バランスの見直し
- 気になった音色のEQでのローカット
- 100Hz以下の周波数はOzone6のイメージャーでモノラル化
- マスターにWAVES – Renaissance Compressorを挿しレシオ8の状態でトータルコンプとして使用
- Invisible Limiterは2段に分けてかける
Renaissance CompressorはWAVES Goldにバンドルされており、ジャンル問わずミックスにおいてはかなり重宝するのでお勧めです
今回はトータルコンプとして使用していますが、このコンプはオプトコンプにも変更できるためボーカルを扱う際にもとの声を崩さずナチュラルに音圧をあげることができます
詳しい動画はこちら↓
www.youtube.com
検証結果
まずは以前の記事の音源をmp3形式にしたものはこちらになります
Invisible Limiter
DeeMax
そして今回新たに書き出した音源は以下になります
なんか前回のDeeMaxが一番音圧あるような…
しかしながら音は今回が一番クリアになっている気がします
主観ですがそうだと信じたい…
期待以上の結果にはならず残念でした
しかしながらこの音源に関してはまずアレンジの段階でいろいろ間違えてたりしたのでこの音源に対して出せる音圧は僕の技術ではこれが限界なのかなぁとは思います
そして僕は口を開けば音圧音圧言ってますが、正直電子音学であれば生音に比べて音が割れにくいですし聴感上音が大きく聞こえる倍音も含まれてたりするので“音圧をあげるだけ”の音源なら比較的簡単にできるのかなと思います
ただその代償としてせっかくミックスした音像が崩れたり立体感のない音源になる可能性は大いにあるためやはりそこらへんはトレードオフの関係だなと改めて思いました
プロの音源になると音のクリアさと音圧双方を兼ね備えてたりしますがあれば一体どういう処理をしているんですかね?
僕はまだまだそこには遠く及ばない技量しか持ち合わせていませんが、今後のミックス、マスタリングを考えていく中でよい検証にはなったのではないかと思います
そんな感じで今回は失敗?だったかもしれませんが次はもっと良い音源にできるよう頑張ります