作曲のエンジニアリングラボ

電子音楽を中心としたミックス、マスタリングの実験報告所

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【ミックスの基礎】フェーダーバランスが本当に正確にとれているか?

こんにちはY-tekです

前回は音楽技術ブログを名乗っておきながら筋肉を語るという謎な記事を生み出してしまいすみませんでした

 

www.ytek303.com

 

でも実際筋肉は大事なので作曲されてる皆さんも今日から筋トレするといいと思います

体力つきますし肩こりも減少しますし、曲も筋肉によって音がクリアになり音圧もあがります

 

 

この本は割りとマジでおすすめです

筋肉によって得られる要素が思った以上にたくさんあるということがわかりやすく書かれています

具体的なトレーニング方法についての記述は多くありませんがとにかくやってみようという気にはなれます

 

 

 

 

馬鹿なこといってないで本日の本題にはいります

 

 

 

 

音量調整はミックスの基礎であり最重要項目

 

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編曲が終了し、いざミックスへ!!ってなったときに誰しもがすることはフェーダーバランスの調整だと思います

 

僕はミックスといえばEQやコンプというイメージが強かった時期があり、このフェーダーバランスの調整という最初の工程を結構雑にしていた時期があったのですが、正直今はこの最初の工程が一番大事なのではないかと思っています

 

その理由としてはフェーダーをしっかり意識して調整するようになってからのマスター音源のクオリティが全然違ったのと、人間の耳というのは思ったよりいい加減であるということに気づいたからです

 

音量バランスがとれてないとどういうことになるかというと、例えるならば下手なバンドマンのライブです

 

ボーカルが主役なはずなのにギターの主張がやたら強かったりドラムがドンドコうるさかったり、メンバー全員がサウンド全体のことを考えず自己主張激しく演奏して結局なんだかよくわからん曲になってしまうといった感じです

 

電子音楽における音量調整もそれと同様に全部の音が同じ存在感の音量だとごちゃごちゃすぎて聴きどころが全くわからない曲になります

 

そしてその状態からEQやコンプとかを使ったとしてもそもそもバランスがとれてないで残念な音源になってしまうでしょう

 

ですのでミックスを上達させるにはEQやコンプはおいておいてまずはフェーダーバランスの練習だけをしたりする時間をつくるのが大切じゃないかなと思います

 

このフェーダーバランスの練習を毎日すると先に述べた人間の耳のいい加減さというものに気づけると思います

 

具体的なフェーダー調整の練習方法

アレンジまですんだ音源をひとつ用意してそれを毎日フェーダーと定位の調整だけを短時間で済ますというやり方が個人的にはおすすめです

 

音の屈折が朝と夜で違ったりするので作業する時間や条件を固定してやるとなお良い気がします

そして音量バランスをとるときはまずリズム隊から行うとスムーズにいきやすいです

特に一番最初に着手すべきはキックだと思ってます

僕はキックをまず-10dBに固定してそこからは動かさず、キックを基準にしてスネアやハット等々のバランスをとっていきます

そしてリズム隊のバランスがとり終わったら一度アナライザーで周波数分布を確認して

メインリードが入るすきまがあるかを確認して適宜細かい調整をしていきます

 

この自分の中での基準値をつくるのは音量バランスをとる上で非常に重要だと思います

 

そして作業が完了したら書き出して、ある程度ストックが溜まったら全部聞き比べてみてください

 

結構音量バランスが日付によって違うことに気づくと思います

僕はそれまで結構適当にフェーダーを弄ってたため割と顕著に違いがわかりました

 

プロのレコーディングエンジニアさんはこういったトレーニングを毎日のようになさっているようで、その結果感覚的に適切な音量バランスがとれるようになるそうです

 

カクテルパーティー効果

人間の耳はいい加減とは言いましたが、優れている部分も当然あります

それがこのカクテルパーティー効果というものです

 

どういうことかと言いますと、例えば自分の周囲が騒がしかったとしてもヒソヒソ話って聞こうと思えば聞くことができますよね

 

このような現象を音響学ではカクテルパーティー効果と呼ばれています

ではこれがミックスにおいてどう関係してくるかといいますと音数が多い曲でも聞こうと思えば小さい存在感の音も聞き取ることができるということです

 

ですので脇役的な音はあくまで脇役の音量に徹して、メインの音色を干渉しないような存在感にしても案外聞き手には聞こえてたりしますし、この音はこの小ささだからいいという感想に出会えたりもします

 

クリエイター本人としてはこの音ももっと聞かせたいと思いがちですが脇役はあくまでも脇役であったほうが曲全体のバランスはよくなると思います

 

音響学については僕もまだよく理解してはおらずミックス(特に基礎)において必ず必要な内容でもないのでこの話は参考までにみてもらえればと思います

 

興味のある方は以下の書籍が読みやすいのでお勧めです

 

 

まとめ:ミックスはとにかくまずは音量調整から

ここまで偉そうにいろいろ言ってきましたが僕もまだまだこの音量調整には何回も見直しては調整しなおし、リリースされてからあの音をもっとああしとけばよかったってなることがしばしばあります

僕も日々実験を繰り返し試行錯誤の毎日ですのでこの記事を読んでくれている皆様も一緒に切磋琢磨していければ幸いでございます

 

以上Y-tekでした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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