作曲のエンジニアリングラボ

電子音楽を中心としたミックス、マスタリングの実験報告所

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【DTM初心者向け】ミックスにおけるEQの使い方

最近記事がやたらネタに走ったり説教だったりと寄り道してたのでいい加減技術ブログっぽいこと書きます

 

今回はイコライザー略してEQの使い方に関する記事になります

あらかじめ断っておくとミックスにおけるEQってフェーダー調整がうまくできるようになってからの話だと思ってます

 

フェーダーについては以前記事にしましたが正確な音量バランスがとれていないとEQの扱いも返って難しくなると思います

 

www.ytek303.com

 


音量バランスがとれて初めてどの音色のどの周波数を削ればいいのかがなんとなくわかってくるからです

また、当記事ではEQにおけるブーストについては触れません

 

音作りという段階では別の話ですがミックスという工程においてEQは基本的にいらない周波数を削るものだと僕が勝手に思っているからです

 

それでは前置きがながくなりましたが本編にいきましょう

 

目次

 

 

 

1.まずは鋼の意志でローカットする

 

f:id:ytek:20180822192755p:plain

 

こんな感じでその音には必要のない低音はあとかたもなく焼き払ってしまいましょう

 

ちなみに画像のEQはFabFilter Pro-Q2というEQで神がつくったEQなので超おすすめです

www.fabfilter.com

 

 

ただそれなりに値段はしますのでセールしているときを狙うか、もっと初心者ならフリーのEQでもいいと思います

フリーで僕がおすすめするのはMeldaProductionのMEqualizerですね

細かい音の調整がしやすいのとコンプとかリングモジュレーターとか様々なプラグインが全てフリーでバンドルされているので金銭的に余裕のない方はこれを落としておけばしばらくは無敵になれるはずです

 

www.meldaproduction.com

 

 

さてキックやベースなどの低域を担う役割をもつ音色以外はもれなくローカットします

 

扱うジャンルによってはベースもキックと帯域が被らないようにカットします

 

ここで注意すべき点がひとつありましてカットしすぎもよくないということです

カットしすぎると原音のよさが失われるのもそうですが、音が非常にシャカシャカして本当は必要だった帯域まで削られてしまい完成した音源にあまりいい影響を及ぼしません

 

その音は何の役割を担っていてどこまで削る必要性があるのか意識しながら行うことが重要です

 

例えばハイハットとかクラッシュシンバルなんかはそもそもローカットを必要としないことがほとんどです

 

なぜなら音そのものに低域がそもそも存在しないからです

よってこういった音色にはローカットが必要ありません

 

まずはローカットとは言いましたが今から自分がどんな周波数成分をもつ音色を処理するのかを理解したうえで適度にカットすることが大切です

 

 

2.音の灰汁抜きをする

音作りをしてると「すげーかっこいい音ができた!!」って狂喜乱舞することがよくあるのですがそれでも意外と余計な周波数成分って混ざってたりします

 

f:id:ytek:20180822200628p:plain

 

こんな感じです

いらない音の箇所を探すコツですが一旦Qの幅をめっちゃ狭めて過剰にブーストしてみましょう

 

その後ブーストの状態を保持したまま右に左に動かしてみましょう

そうするとやたらキンキンしてたりモワモワしてたりする箇所が見つかりやすいので見つけ次第排除しましょう

この作業をやるだけでも音自体がだいぶすっきりすると思います

 

 

3.他の音色と被ってなっているときの帯域の整理

すみません、見出しのうまい日本語が思いつきませんでした

そしてこの作業はやや難易度が高いです

 

例えばリードやパッドにキックのアタック感が埋もれてしまってる...

 

ってなったときにどうするかという話ですが一番単純に思いつくのはキックのアタックの周波数をEQでブーストすればいいじゃん!ってことなんですが冒頭でも書きました通りブーストはおすすめできません

 

もしブーストが必要ならば音作りの段階でそれは済ませておくべきだと僕は思います

 

しかしながらミックスしていてキックが他の音色に埋もれてしまうことって割とあります

そこでどうすればいいかといったらその被っている他の音色のキックのアタックにあたる周波数をカットすればよいのです

 

2kHzがキックのアタック感を出しているのだったらリードの2kHzを少しカットするだけでもキックは前に出てきます

ここでも過剰にカットすることは禁物です

理由はローカットの時と同様原音のよさを損なうからです

 

このようにキックをもっと前に出したいなぁとかリードとパッドが被ってるなぁと思ったときはアナライザーなどをつかって被っている帯域を見極め該当する周波数を少しカットするのです

 

音数が増えてくると非常に難しい作業になるのでよくわからないうちは安易に同時に多くの音を足さないほうがいいです

 

僕は馬鹿みたいに音数をならしていた時期が最近まであったのですがそのときのミックスなんて酷いもんです

 

そうならないためにもアレンジの段階から音の役割を決めてあとの作業をスムーズに行えるようにしておくことが大事かもしれませんね

 

よくわからない内はとりあえずローカットを頑張ろう

ここまでいろいろ書いてきましたがまずはローカットですね

これがうまくできてるだけでもだいぶ違います

 

そしてできてないと大量の無駄な低域によってモワモワ音源のできあがりです

低域は聴覚上聞こえにくいためパッと聞いた感じではわからないもんですがアナライザーを通してみると結構入ってたりします

 

なのでよくわからん内はアナライザーで周波数分布を確かめて作業に取り掛かりましょう

 

 

というわけで僕なりのEQの基本でした!

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